西池袋TKデンタルクリニックの武末です

現在、小さなお子さんのいる歯科衛生士さんは急な学校の

休校により、仕事に行きたくてもいけないという事態が

多く発生してるのではないでしょうか?

先のブログに書いたように当院でもそのような状況のスタッフが

事実おります。

そんな大変な状況の中、昨日の日曜、歯科衛生士の国家試験が

全国で無事行われました。

今ではCMでも「歯科衛生士」という言葉を耳にする機会が

増えたので、昔よりは一般の方にもご理解いただけてると

思いますが、それでも看護師さんと比較するとまだまだ

日本国内においては、その仕事の重要性に対する認識は少ない

ように思います。

歯科治療においては、私のような歯科医師がもちろん中心になって

行うことは間違いありませんが、歯を削ったりするような治療以外の部分

の多くは歯科衛生士さんが担ってくれてます。また、歯の形をした

被せ物や入れ歯など多くの技工物を作ってくれるのは歯科技工師さん。

彼らの存在無くして、やはり歯科治療は不可能と言えるでしょう。

私のようにセレックシステムなどを利用して、一部のセラミック治療を

歯科医師自身が行うようなところもありますが、これはかなり

少数派。そしてそんな我々でも全ての歯科技工が院内でできるわけでも

ありませんから、やはり歯科技工士さんの存在が必須なのです。

そして、ここからが超重要なことなのですが、以前は歯医者に勤める

スタッフは院長が数ある応募から選んでた部分が多かったですし、

技工士さんに対しても、数ある技工所から技術力、価格などを

総合的に考えて、歯科医院側が選んでたと言っても過言ではなかった

でしょう。

しかし、昨今、歯科衛生士さんはどの歯医者さんに行くか?

語弊があるかもしれませんが、正直選び放題です。なぜなら

引く手あまただから。誰もが承知の事実であり完全な売り手市場。

でも歯科技工士さんにはそれは当てはまらないのでは?と

異論を唱える歯医者さんが多いのも事実です。

それは本当のところをわかってないからです。

今後は間違いなく歯科技工士さんが歯医者を選ぶ時代がきます。

というよりもう実際ほんとはそうなんです。

単純に考えても歯科技工の数は圧倒的に減少してますし

それだけの問題ではなく、いろんな要素からそうなってしまうのです。

ただし、これまで価格競争だけで生き残ってきた技工士さんは

その限りではないのも付け加えておきます。

あくまでも歯科医師がこの人にぜひお願いしたいですと

思わせるだけの技術などを持ってる人の話をしてます。

言うまでも無くこれはどの世界でも一緒ですよね。

私たち歯医者も、いつの日か患者さんに選ばれる時代に

なっているわけですからね。私が幼少の時などは実家の

歯医者は診療室をあける前から患者さんが行列してた

時代もあったわけですが、今はそんな景色は皆無ですよね。

私は歯科という仕事に誇りを持ってます。

それは歯科衛生士、歯科技工士さん達をはじめ受付のスタッフ

歯科助手などなどみんなのおかげで成り立つチーム医療だから

質の高い仕事が可能になります。

プロフェッショナルの分業ですね。

是非とも昨日の国家試験を受験した歯科衛生士さんたちの

未来が輝かしいことを切に祈ります。

 

 

池袋の歯医者で専門的なセレック治療が行える西池袋TKデンタルクリニック

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