10月から高齢者の医療費負担が増加します
西池袋TKデンタルクリニックの武末です
本日より10月。 あちらこちらで今月からの値上げの話を耳にします。
歯科の分野というか医療の分野においても今月から高齢者負担が増加することになります。
3年前の2022年10月1日 国は単身で年収200万円以上など一定の所得を超える後期高齢者
の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げました。
大幅な負担増になることから次元的に外来負担増を月3000円以内に押さえる「配慮措置」
が設けられておりましたが、9月末で終了となりました。
この負担増の影響はおおよそ310万人が受けることを予想されており、私たち医療従事者としては
負担増を理由に必要な医療の抑制が増えることを懸念しております。
ただでさえ、日用品などの値上げに苦しまれる中、年金などの収入に限りがあるお年寄りに
とっては本当に苦しい状況だと言わざるを得ません。
もちろん日本の少子化や人口ピラミッドの異常など、根本的な問題がもたらしてることかも
しれませんが、最も尊い命に直結するような大切な医療への受診ができなくなる患者さんが
増えることはやはり納得できかねます。
自民党総裁選の行方もなんだか怪しい感じになってますが、本物のリーダーが選ばれることを
願って止みません。