セレック治療

セレックとは?

豊島区池袋の歯医者・歯科「西池袋TKデンタルクリニック」のセレックシステム

つい最近まで歯科の治療の一部は強度などの問題から、どうしても金属に頼らざるを得ない現状がありました。 しかし、ジルコニアはじめ多くのセラミックス材料の進化により、現在では金属に頼らない歯科治療が可能になりました。 また、工業界では当たり前のように利用されていたCAD/CAMという技術がここにきて歯科界にEREおいても定着しつつあります。 ただし歯科におけるCAD/CAMの9割以上は歯科技巧所におけるものでしかありません。当院では開業当初より世界最先端でかつ世界最高峰のデンタルクリニックにおけるCAD/CAMテクノロジーを導入しています。 それがドイツのベンツハイムに本社をおくシロナ社のチェアサイドCAD/CAM CERECです。現在では7万件あるといわれてる歯科医院において約1300台ほどの導入があると言われてます。 が、それは2%弱にすぎないのです。

セレックの歴史

セレックはスイスのチューリッヒ大学Dr.メルマンとDr.ブランディスティーニにより 1985年に開発されたセラミック修復を目的とした歯科用チェアサイドCAD/CAMです。当時はダイレクトボンディングの材料による重合収縮が問題となっていたため、大きな虫歯に対してセラミックの詰め物を作り、残りの部分をレジン充填するという発想からその開発が始まりました。写真は開発者のお二人とセレックのプロトタイプです。

また右の写真は2008年にチューリッヒ大学のセレック教室にある 貴重なセレックの1号機と記念撮影したときの院長です。 その後セレックは現在に至るまで世界の歯科界におけるCAD/CAMの歴史をリードすべく目覚ましい進歩を遂げました。

院長自身が初めてセレックを始めた2005年には日本国内においてわずか0.5%程度の普及率でしたが、現在では2.0%以上の普及にまで広がってきています。しかしその価格がかなり高額なものであることや、きちんと使うにはそれなりのトレーニングを要することなどからどこの歯科医院にも普及するような機器ではないのも事実です。これからもセレックをはじめとした歯科用CAD/CAMはまだまだ進化をしていくことが予想されます。

世界のセレック

セレックは実は大変たくさんの種類のセラミックを中心とした材料が世界の名だたるメーカーから供給されてます。しかし流通の問題や日本国内における薬事の問題などによりそれらのすべての材料が手に入るわけではありません。しかしながら当院においては院長の武末歯科医師がセレック国際トレーナーでもあり国内におけるセレックのインストラクターもつとめる関係上、積極的に海外の研修などに参加していることから、通常日本国内においては入手困難とされる材料についても患者さんの同意を得て使用することも可能です。また世界の最新の情報をいち早く知ることができるというのも当院の強みと言っても過言ではないと考えてます。

当院のセレック治療

当院のセレック治療

当院は“セレック歯科” と言っても過言ではないほど、開業当初から多くの患者さんにセレックによる歯科治療を提供してまいりました。
セレックとは、CAD/CAMテクノロジーを歯科で用いた歯科用機器です。
国際学会ISCD認定のセレックトレーナーの資格を有する歯科医師による、セレックを用いたオールセラミックス修復は、多くの患者さんを幸せにできると考えています。
当院の院長はこのセレックを前勤務先の西新宿歯科クリニックにて2006年より使用しており、2008年にはドバイにおいて国際トレーナーのライセンスを取得。 また2010年にはセレック発祥の地、スイスチューリッヒ大学にてアドバンスコースを受講し、近年は、セレックやセラミック治療を国内の歯科医師の先生たちに正しく利用してもらうための講演やセミナーを数多く開催しております。
これからセレック治療をお考えの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

セレックの特徴

歯型をとる必要がない

セレックでは、光学カメラで撮影した画像をコンピューターで読みこむことで型を取るため、従来のように口に粘土のようなものを入れて歯型を取る必要がありません。

症状により異なる場合がありますが、
最短即日で治療を完結することも可能です。

セレックを使用することで、治療期間の短縮が実現。
症状により異なる場合がありますが、最短即日で治療を完結することも可能です。

強い材料を用いることが可能

セレックで使用するのは、セラミックの中でも安定したブロックです。そのため、強くて品質の良いものを、CAD/CAMを使って作ることが可能です。

症例ごとに豊富な材料の中から選べる

使用できる材料が豊富にあるので、患者さんの症例ごとに適した強さ、色、耐久性などを考慮したものを選んで作ることができます。

セレックの使用画面

セレック治療の流れ

  • 1

    事前の診査。場合によっては麻酔を使用します。

  • 2

    むし歯を除去し、セレックに適した形成を行います。

  • 3

    セレックにて歯のデータを取り込み、CADによるデザインを行います。

  • 4

    セラミックブロックを選び、ミリングマシンでセラミックを削ります。

  • 5

    できたセラミックを削った歯にはめてみます。

  • 6

    セメントの色などを選んで接着し、最終調整と研磨を行います。

※上記のセラミック治療が、症状により異なる場合がありますが1日でできることがセレックの最大の特徴です。

セレック治療の症例

《題名》セレックによるセラミック治療(即日治療)
《患者さん情報》60代男性
《担当医》院長 武末歯科医師
《治療内容》右下6銀歯の二次カリエスをCERECシステムを用いてセラミックにて即日修復
《治療期間・回数》1回 60分
《費用》66000円
《治療に対するリスク》生きてる歯の場合は治療後しばらくしみが残る場合がある。またセラミックは特に奥歯の場合経年的に破折のリスクもありうる。その場合は年3回の定期検診の受診を条件に5年間の保証を設ける。

セラミックはこんな方におすすめ

  • 治療期間を短くしたい方
  • 審美性にこだわる方
  • 現在、銀歯が目立つことを気にしている方
  • 金属アレルギーがある方
  • 以前治療した箇所の違和感がある方
  • お口の中に、何らかの古い修復物がある方

合うまで何度も調整します

セラミックの調整

最終的には、できた修復物をお口の中に入れて、噛み合わせや圧力などを見て調整します。 当院ではファーネスという機械を導入しており、技工所を介ず院長がその場で調整を行なっており、修復物を調整後すぐにお口にセットすることができます。

保険の詰め物・かぶせ物とセレックとの違い

もちが良い

保険診療で用いる金属などに比べ、セレック治療で使用するセラミックは耐久性に優れています。強度が強いため破損しにくく、また色落ちもしにくいので、長もちします。

審美性

豊富な色の種類から、お一人おひとりの歯に合わせて作ることができるため、治療箇所を目立たせず、自然な仕上がりが実現します。

保険の金属 セレック
耐久性
衝撃に対する強度
大きな詰め物
審美性 ×
変色 ×
金属アレルギー対応 ×
経済性 ×
メリット 比較的安価
強度が高い
審美性が高く清潔
変色や劣化が少ない
デメリット 審美性に欠ける
歯と詰め物の間にすき間ができやすい
保険適用外で治療費が高額
極度の衝撃に弱い

セレック治療後のアフターサポート

セラミックは振動に弱い材質なので、傷めないため器具を使わない、エアフローという技術でメンテナンスを行っていきます。エアフローは、歯や歯茎にも優しいメンテナンス方法です。
小さな不具合も見逃さず、治療箇所が大きなトラブルになるのを避けるためには、定期的に来院していただくことが大切です。ご不明な点はお気軽にご相談ください。

セレック治療のよくある質問

Q すべての治療にセレックは適しているのですか?
A
セレックはほとんどの治療で高い治療効果を発揮するものですが、すべての治療において最善というわけではありません。例えば、小さなむし歯などは、セレックを使用することで、かえって削る部分を大きくしてしまうことがあります。そうした場合には、金属など他の治療方法をご提案することもあります。
Q セレック治療は高額なイメージがあるのですが・・・
A
セレック治療は保険適用外です。自費診療は、保険診療のみで治療する場合より金額が高くなるのが通常です。ただし、保険診療では叶えられない要望を満たすことができることもあります。内容や質と金額を照らし合わせてご検討いただければと思います。ご不明な点はお気軽にご質問ください。
Q 本当に1日で治療が完了するのでしょうか?
A
むし歯の進行状況、歯肉や神経の状態により、他の治療を先に行う必要があると医師が判断した場合には、当日のセレック治療ができない場合もあります。
まずは一度ご相談にいらしてください。
Q セレックで制作した修復物はどれくらいもちますか?
A
保険が適用される従来の金属(銀歯)やプラスチックレジン等と比較すると、大幅に長持ちすることは確かですが、患者さんの日常的なケアや、将来的な口腔内の状況の変化も影響してくるため、一概には言えません。長くもたせるためには、ご自宅でのケアをしていただくとともに、歯科医院での定期的なチェックやメンテナンスをお勧めします。

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